「百姓は馬鹿では出来ない」

　今夏は高温・水不足で野菜にとってはなかなか厳しい夏だ。８月下旬は当町内の夏祭りだ（９町ありかなり盛大）。「秋・冬野菜はお祭りに合わせて種を蒔くと良い」と先輩農家の教えにより例年、大根・白菜・キャベツ・春菊などの種まきを行いほぼ的中していた。

　しかし、今年は気象条件が違いすぎる。時期を少々ずらし月例会議から帰ってから白菜１５０株、キャベツは１００株分のタネをポットにまいた。朝晩水をかけ大切にしたつもりだが、ものになりそうな苗は白菜の５０本くらいだ。キャベツに至っては全く芽が出てこない。何ということだ。

　大根は９月に入ってから降雨を利用して蒔いた。白菜・キャベツは蒔き直しをして、どうやら大根と白菜は芽を出してくれたが、キャベツは芽が出ない。またもや、失敗かも。

　今日はBSに行く前に、ホウレンソウ・かき菜・からし菜・春菊のタネを蒔いてからお客様迎えに。

夕刻、畑に行ったら鳩２羽。土を掛けてあるのにどうしてタネを蒔いたところが分かるのだろう。

　以前、先輩農家が云ったことがある。「毎年、気象条件が違う。農家は馬鹿では出来ない。」と。すると私は、気象条件も読めず、鳩にまで馬鹿にされている大馬鹿者かと。